頭部外傷総論2

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今回は前回の続きでスポーツ医学検定のテキストの頭部外傷の検査・診断・意識障害の評価方法をまとめていきます!前回の記事をまだ読んでいない方は↓から

検査・診断について

持続する意識障害や意識状態の継続的悪化、呼吸障害、瞳孔不同、手足の麻痺、言語障害、けいれん、繰り返す嘔吐などの症状があれば、重症の頭部外傷の可能性があり、速やかに救急要請をいます。それらの症状がなくても

意識消失があった

②受傷前後の記憶がはっきりしない

③これまでにない頭痛あるいは持続する頭痛

めまい、ふらつき複視

麻痺(手足に力が入りにくい)やしびれ

興奮混乱がある

何度も繰り返している脳震盪

のいずれかにあてはまる場合は医療機関を受診します。

頭部を強く打っていないからといって安心はせずに、2次的な脳震盪を避けるために安静を保ち、日ごろから受診先を決めておくことが重要です!

意識障害の評価方法について

意識障害の評価方法は、日本ではJapan Come Scale(JCS)が頻用されます!

Ⅰ、覚醒している(1桁で表現)

 1、見当識は保たれているが意識清明ではない

 2、見当識障害がある(時、人、時間が分からない)

 3、氏名、生年月日が言えない

Ⅱ、刺激をすると覚醒(2桁で表現)

 10、呼びかけで容易に覚醒

 20、激しくゆすり大声で呼びかけると覚醒

 30、痛み刺激でかろうじて覚醒

Ⅲ、刺激しても覚醒せず(3桁で表現)

 100、痛み刺激をはらいのける動作

 200、痛み刺激で少し手足を動かしたり、顔をしかめる

 300、痛み刺激に反応しない

脳震盪の評価ツールであるSCAT5では、国際的にGlasgow Come Scale(GCS)が用いられます

E:eye opening(開眼)

 4点、自発的に開眼

 3点、呼びかけにより開眼

 2点、痛み刺激により開眼

 1点、痛み刺激でも開眼しない

V:best verbal response(最良言語機能)

 5点、見当識あり

 4点、混乱した会話

 3点、不適当な発語

 2点、理解不能の音声

 1点、発語なし

M:best motor response(最良運動反応)

 6点、命令に応じる

 5点、疼痛部位を認識する

 4点、痛み刺激から逃避する

 3点、痛み刺激に対して屈曲運動を示す

 2点、痛み刺激に対して伸展運動を示す

 1点、痛み刺激に対して反応なし

見当識障害のみである軽度の意識障害の判断は難しく、時・場所・状況についての質問が有効です!軽傷と判断しても、意識障害は進行することがあるため、必ず時間をおいて再評価します。

意識障害のパターンとして

①受傷時に意識障害があったがその後完全に回復する

②受傷直後から意識障害があり、回復しない

③受傷直後の意識障害がいったん回復したが再び悪化する

④受傷直後に意識障害がなかったが、その後意識障害が出現し悪化する

と4通りあります。

①は脳震盪でみられる経過で、②③④は救急要請が必要であり、②は重篤な脳損傷が生じていることを意味しています。③④は意識清明期のあるパターンで頭蓋内の出血が進行性に悪化していることを意味します。

まとめ

頭部外傷は死亡や後遺症を来す可能性のあるスポーツ外傷であり、現場での正確かつ迅速な判断が、防げたはずの死亡や後遺症を減らすことにつながります‼また、脳震盪の判断と競技への復帰には現場の理解も大切であり、体調が優れない選手は試合や練習に参加させない・しないといった安全意識の徹底が重要です!

次回は脳震盪についてまとめていきます(^^)/

投稿者

鹿児島市鴨池で営業しているほぐし処大空です!鹿児島では珍しい女性スタッフがいる整体院で年間1000人以上の女性の方にご来店いただいております(#^^#)
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