急性硬膜下血腫について

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今回は急性硬膜下血腫についてスポーツ医学検定1級のテキストをまとめていきたいと思います(^^)/

急性硬膜下血腫とは

急性硬膜下血腫は、スポーツ外傷の中で死亡や重篤な後遺症を残す頻度が最も高い外傷です!頭部の回旋外力により、硬膜をつなぐ架橋静脈が損傷して出血し、生じた血腫が脳を圧迫します。脳挫傷の有無にもよるが、数分~10分程度で意識障害が進行し、短時間で致命的な脳損傷を生じます。意識障害を認める場合は緊急開頭手術を要します。軽症であっても1度受傷した場合、コンタクトスポーツの復帰は勧められないです。

受傷機転・予防

上記にもあるように主に回旋外力が原因です。柔道の大外刈りを受けたときや、スノーボードでの転倒などで頭部を打撲して受傷することが多いです。頸部の筋肉が不十分な場合、転倒時に頸部を支点にした回旋が起こりやすく、受け身が十分取れない不意の転倒などが受傷につながりやすいです!脱水による脳静脈の引き伸ばしが一因となる報告もあります。頸部の筋力トレーニングやこまめな休息が予防に重要です‼またマウスガードの着用が頸部の筋緊張の保持になるとの報告もあり、予防に有用となる可能性があります。

症状・検査・診断

急性硬膜下血腫と脳損傷が合併する場合、受傷直後より意識障害や片麻痺などの脳機能障害を生じることが多いです。一方脳損傷を合併しない場合、受傷直後の意識障害が軽度で血腫増大とともに頭痛や嘔気・嘔吐、意識障害や瞳孔不同を生じることが多いです。また少量の出血で自然止血された場合、軽度の頭痛や嘔気だけの症状のこともあり、CT検査では三日月状の血腫が認められます。持続する頭痛のケースではMRI検査が診断に有用です!頭蓋内の出血は、必ずしも外表の損傷を伴うわけではないため、外表のみで安易に判断できないです。

検査・復帰の流れ

急性硬膜下血腫や脳損傷が疑われた場合は、脳神経外科による緊急手術が可能な病院への速やかな搬送が重要です!脳を圧迫して意識障害を生じる血腫は緊急開頭手術で除去する必要があります。血腫の量が少なくても遅発性の血腫増大や脳の腫脹により手術を要することがあるので血圧や頭蓋内圧を含めた全身管理を行う必要があります。血腫が脳を圧迫することで生じる脳のダメージは、時間が経つほど不可逆的になるため、早期から治療を開始することが重要で、死亡や後遺症を残す頻度は高いものの、軽傷例や早期治療開始例では良好な予後も期待できます。

競技スポーツの復帰に関しては一般的には認められていません。軽度の急性硬膜下血腫がある状態で早期に競技スポーツへ復帰し、頭部外傷を繰り返したのちに高度の脳損傷から致命的に至った報告例もあります。

まとめ

急性硬膜下血腫は、頭部の回旋外力によって硬膜をつなぐ架橋静脈が損傷して出血し、生じた血腫が脳を圧迫するものです。

予防として頸部の筋力トレーニング受け身動作の練習、集中力が切れないためにこまめに休憩を入れるなどあり、マウスガードの着用も重要です(`・ω・´)

一度損傷した脳や頭蓋内血管は脆弱になる可能性が指摘されており、一般的には競技復帰は認められていないです(@_@)

投稿者

鹿児島市鴨池で営業しているほぐし処大空です!鹿児島では珍しい女性スタッフがいる整体院で年間1000人以上の女性の方にご来店いただいております(#^^#)
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