急性硬膜外血腫と慢性硬膜下血腫について

広告



ブログ

今回は急性硬膜外血腫と慢性硬膜下血腫についてスポーツ医学検定1級のテキストをまとめていきたいと思います(^^)/

急性硬膜外血腫とは

急性硬膜外血腫は、頭蓋骨硬膜との間に出血を生じる病態で、頭蓋骨骨折を伴うような直達損傷が原因となります。脳実質の損傷を伴わない場合には受傷時に意識清明であることも多いが、硬膜上の中硬膜動脈が出血源であることが多く血腫の増大に伴い急速に意識障害が進行します。

症状として意識障害瞳孔不同片麻痺を生じ、CT検査では凸レンズ型の血腫を認めます。症候性の場合は、緊急開頭手術を行い、無症候で血腫量が少ない場合は、保存療法が行われます。程度によるが急性硬膜下血腫に比べ、予後は良好です!まれに静脈洞損傷による遅発性出血を生じることがあり、小児の頭部打撲後に発生する遷延性頭痛の原因になります。

慢性硬膜下血腫とは

慢性硬膜下血腫は、高齢者が軽度の頭部外傷を受傷したあと、1~2か月経過してから発症します。頭蓋内に緩徐に貯留した血腫により頭痛片麻痺、意識障害などを生じます。CT検査で診断され、無症候の場合、止血剤や利水剤での内服加療が行われます!症候性の場合、局所麻酔下での穿頭手術で軽快するが、5~10%で再発に来します。若年者ではくも膜嚢胞や凝固異常の既往、外傷後の低髄圧症候群などで発症リスクがあり、注意を要します。スポーツ特有の外傷ではないが、高齢者のスポーツ参加も広まっており、抗血栓療法や糖尿病患者の増加・高齢化社会などの社会背景から今後の増加が危惧されます。

まとめ

急性硬膜外血腫は、頭蓋骨硬膜の間に出血を生じる病態!

硬膜上の中硬膜動脈が出血源であることが多い!

慢性硬膜下血腫は、高齢者が軽度の頭部外傷を受傷したあと1~2か月経過してから発症する!

若年者ではくも嚢胞凝固異常の既往、外傷後の低髄圧症候群などで発症リスクがあり、注意をする!

コメント

タイトルとURLをコピーしました